こちらでは、板金加工でのコストダウンについてまとめています。コストダウンを実現するには、まず、なぜコストがかかるのかを把握しなければいけません。その上で必要な対策を行いましょう。コストダウン対策について詳しく解説しています。
板金加工では、板厚を統一することで余計な作業コストを抑えられるため、コストダウンすることができます。たとえば、曲げ加工では、板厚が同じであれば同じ金型で加工でき、板厚に合わせた段取り変えなどは必要ありません。このように、板厚が同じものを使えば、複数の板厚を購入することも不要ですので、余分な費用はかかりません。
材料費を抑えることが、板金加工において一般的なコストダウン方法です。できるだけ特殊な金属は使わないようにして、一般に出回っている汎用品を使うことで、コストを大幅に削減することができます。また、板厚を薄くすれば材料費を抑えることもできます。製作する製品に合わせて、性能と費用のバランスを考慮しながら材料選びを行いましょう。
金型を使うと、板金加工のイニシャルコストが高くなってしまいます。簡易金型を採用したり、過去に使ったさまざまな金型や冶具を流用したりするなどの対策により、コストを抑えることができます。特に、試作や少量生産を依頼する場合は、できるだけ金型に費用をかけないようにするのがポイントです。
食品関係の場合、衛生上どうしても研磨が必要な箇所はありますが、研磨が不要な部分も多くあります。そのため、研磨が必要な箇所を明確にすることで、余計な費用を抑えられる場合があります。研磨の度合いや研磨の要・不要を事前に細かく指定し、許容範囲を定めておくと、無駄なコストがかかりません。
製品製作で使用する留め具やパーツなどを共通化すると、加工費を下げられるため、コストダウンできます。穴の位置などが違ったりしますが、留め具などの部品は比較的形状が似ています。そのような似ている部品を集約化し、同じものを使えるようにしておくと部品の点数を減らせますし、在庫管理や生産においても簡素化することができます。その結果、最終的にはコストダウンにつながります。
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