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板金加工のメリット/デメリット

こちらでは、板板金加工のメリット/デメリットについてまとめています。その他、板金加工のコストダウンコストダウン方法もまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

板金加工のメリット/デメリット

メリット

板金加工は、少量多品種生産に向いていることが大きなメリットです。塑性加工の代表的な加工法であるプレス加工は同じ形状の部品の量産に向いていますが、製品ごとに金型を用意する必要があるため大量生産でなければ製品価格が高額になってしまいます。

一方、板金加工は「曲げ・抜き・溶接」といった工程で汎用的な設備を用いており、曲げ加工でも汎用的な金型を使用するため少量多品種製造に対応できるというメリットがあります。その他、設計変更が生じた際にも柔軟に対応できるところもポイントです。また、「曲げ・抜き・溶接」の組み合わせによって、1枚の板材から複雑な形状の製品を作ることもできるのも、板金加工の大きなメリットと言えるでしょう。

デメリット

逆に板金加工のデメリットとしては、部品を一点ずつ加工するため、同じ部品を大量に製作する場合に時間がかかることが挙げられます。特に、機械よりも職人の手作業に頼る部分が大きい溶接などは、誰でも加工できるというわけではないので、大量生産には向いてません

板金加工をコストダウンするには

レーザ切断機は全周や長穴の高速加工、タレットパンチプレスは大量の穴加工や成形加工が得意など、機械や加工法によって得意・不得意があります。タレットパンチプレスを扱っている業者に大判の外周カットを発注すれば、加工コストが上がってしまいます。そのため、各加工メーカーの得意分野を見極めて発注することで、コストダウンできる可能性が高まります。

図面では「全周バリなきこと」という指示がよくあります。加工メーカーでは、このバリ取りにもかなりの設備費・人件費を投じて対応しているのが現状ですが、本当に必要な部分だけのバリ取り行うことで、工場側でのバリ取りにかかる作業費を削減できる場合があります。また、精度は高ければ高いほどいいというわけではありません。加工する側がどの程度まで精度を実現することができるか、発注側はバリ取りの品質をどこまで許容できるかなど、打ち合わせで詳細を話し合うことでコストダウンにつなげられる場合もあります。

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